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2021/04/02 11:07
家具や住宅に使われている木材。
福岡産ヒノキ

ヒノキは、日本を代表する針葉樹の一つです。
国内で見られるヒノキの多くは、戦後に先人が子孫を想い植え育ててきた人工林です。立派に育った木々は、現在伐期を迎えています。
ヒノキは、とてもたくましい木であり、生長に多くの栄養が必要なスギとは対照的に、養分の乏しい乾燥地でも立派に育ちます。
通直で軟らかいため製材・加工がし易く、耐久性も高いことから特に建材として古くから使われています。
また、ヒノキの香りは、リラックス効果をもっています。
|明るく、ナチュラルな色合い
木目が美しく、明るく柔らかい印象の色合いが特徴です。
年月が経過するにつれ、色に深みが増し、深い色になることが多い木材です。
|ヒノキの特徴
〇木の硬さ(一般的な桧材の比重の参考値:0.41 g/cm3)
(ウォールナットの比重参考地:0.63 g/cm3)
比較的柔らかく、傷がつきやすいが、軽量で日本人に馴染みのある木材です。
〇ヒノキ特有のリラックスできる香り
〇防菌効果(フィトンチッドと呼ばれる、植物の自衛機能を担う成分が豊富)
柿(カキノキ)
柿は落葉広葉樹であり、密度が高く硬いです。材からは、ほのかに甘い香りがします。
|全体的に白と黄色の可愛い色合い、部分的に黒色が入っています。
黄色の色が出ているのが他の材ではあまり見ることがなく、黒色部は、土壌や微生物の影響で珪化したもので、手触りはツルツルとしています。
高齢木の一部には、これが大きく入ったものがあり、黒柿と呼ばれ珍重されます。
|柿の木の特徴
〇ほのかな甘い香り
〇可愛らしい色合い
〇木の硬さ(柿の木の比重の参考値:0.69 g/cm3)
(ウォールナットの比重参考地:0.63 g/cm3)
密度が高く、硬いため加工が難しいです。
しかし、しっかりと乾燥させると、柿渋が固まり、安定した材料になります。また、表面はなめらかで油分があり、磨くときれいにツヤが出ます。
オリーブ
オリーブオイルの採取目的で多く植えられているオリーブ。
高価で、カッティングボードなどで欲しいなと思ったことがあるのではないでしょうか。
|独特な木目と赤褐色のカッコいい色合い
褐色と暗褐色が織りなす独特なマーブル模様が特徴的です。
|オリーブの特徴
〇木の硬さ(オリーブの木の比重の参考値:0.85 g/cm3)
(ウォールナットの比重参考地:0.63 g/cm3)
比重が高く、非常に硬く重たい木です。
〇肌目が緻密で、なめらかな手触り
〇油分が多く耐久性が高い。ことから、台所用品などに用いられます。使い込むことでツヤが出やすく、より味わい深くなっていきます。
栗の木(クリノキ)
秋の味覚として親しみ深い栗。
木材としても構造体や家具まで広く使われています。
|木目がはっきりしていて、ナチュラルな色合い。
色味は心材が褐色、辺材は灰白色で、年輪がはっきりしています。
栗は環孔材といって導管が年輪に沿って配列されています。導管自体も非常に太く、触ると凹凸を感じることができます。
|栗の特徴
〇耐久性に優れ、水気に強い。
〇木の硬さ(栗の木の比重の参考値:0.55 g/cm3)
(ウォールナットの比重参考地:0.63 g/cm3)
〇高級感のある見た目から、家具材としての人気も高いです。